知的障害者更生施設「北星園」の中で作業部門である生産活動担当が、新体制に移行して「安心生産農園」に替わり、有家禽複合型農業を中心に行っている事業所です。
加工グループと農場グループに分かれ職員8名と利用者27名で取組んでいます。
知的障害者と言うと何か怖いとかイメージを持つ方もおりますが、平たく言うと社会的適応障害を持った方々と言えます。
本人達が適応(お金の計算など)できない行為を支援してあげれば十分に社会生活は可能です。
特にうちの利用者は,以前に社会生活をしていたが、リストラで行くところが無くなった、または社会的能力に欠けるから一般の企業では働くことが出来ないなどの理由が多いです。
知的障害者のことを理解している人がいれば就労も可能なのですが、なんせ不況の世の中、一般の方々でも就労先がなく困っている時代ですからなかなか無理な話しですね。
平成15年4月から今までの措置制度から支援費制度に変わり知的障害者の方が施設を自由に選び利用するという制度に変わりました。ほぼ介護保険制度と同じになったと言えば理解していただけると思います。知的障害者の方は「利用者」へ職員は「サービス提供者」になりましたが介護保険と同様に制度の趣旨はよいが運用段階では問題が多いというのが現実です。
昭和49年に開園して合鴨飼育は51年から始まり農場は畑作から花卉栽培に比重を移して現在に至っています。写真を見ればわかるとおり田舎で寒冷の気候であることが合鴨飼育には適しています。
畑作でも寒冷地向き作物(じゃがいも、
かぼちゃ等)
に限定すれば逆に有利(味が良い)
ともいえます。
都会人に唯一自慢できることがあ
ります。それは土地があることです。
写真をご覧になって実感して下さい。
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